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2014年9月23日 (火)

藍の革

秋晴れです。

またまたパソコンの調子が悪くてすっかりご無沙汰していました。

早く新しいのを買いたいなぁ。

夏真っ盛りの頃からコツコツ進めていたコラボ作品のご報告を。

同じ青梅のご近所にある藍染工房「壺草苑」さん。

http://www.kosoen-tennenai.com/

今回"素材の研究"ということで、今月初旬に開催された「rooms29」という展示会に並ぶ参考商品として藍染の革の小物のお話を頂きました。

Dsc_1682_2布の藍染は良く目にしますが、革の藍染というのは初めて。

壺草苑さんの藍染は、天然成分100%、化学薬品を一切使用せず、時間と手間暇をたくさん、たくさん掛けて、愛情たっぷりに染められています。

藍染、と聞いただけで天然のものと安易に思ってしまいますが、この100%天然成分のみ、という手法で染められているのは全国でも数%だけとのことです。

革も同じですが、化学の力を借りて染めたほうが、早いし、コストも掛からないし、色もバラエティー豊かなのです。

天然のタンニン鞣し、化学系のクロム鞣し、そしてそのミックス。

藍染も同じで、天然藍、インディゴを使用したもの、そしてそのミックス。

もちろん好みやこだわり、価格など使う方がそれぞれの楽しみ方で選ばれる事だと思いますが、私もやはり天然のタンニン鞣しの革のみを好んで使用しています。

手にした時の心地良さとか、風合い、そして経年変化によって深まる味わい。

天然のモノと言うのは、本当にあるがままで、環境や時間に対しての抵抗が無いな、と感じます。

色も変わって行くし、雑に扱えばそのまま劣化して行くし、大切にすればちゃんと応えてくれる。

シンプルなことですよねぇ。

藍染も、色の深みを出すためにも、何度も何度も同じ作業を繰り返し、加減や頃合いを見極めつつ、と同時に仕上がった自然な様をそのまま受け入れ、作品が仕上がっていきます。

Dsc_1633深い蒼に染まった職人さんの手や爪から、身体に染み込んで行く藍と真っ直ぐに向き合っているのだな、と感じました。

実際、藍は身体にも良いそうで、この職に就いてから一度も風邪を引いていないと話してくれました。

工房側の畑では、藍染に使用した液を肥料として蒔いて野菜を育てているそうです。

素晴らしい循環ですね。

Dsc_1684今回の展示会では、いつもの布に加えて、和紙、木、貝、ガラス、革のサンプルが並んでいました。

木はとマットに深く染まり、反対に貝やガラスの淡い水色も素敵でした。

革は、染まり上がった濡れた状態からお預かりして、乾燥とオイリングを様子を見ながら色々と試行錯誤を重ねました。

適度な柔らかさを残しつつ、オイリー感が出ないように、向いている革、そうで無いものを見つけつつ、の道のりでした。

Dsc_1652_2扱っていくうちに私の中にも育てていく喜びや愛情が湧いて来て、もっともっと良くなればな、と思い続けました。

まだまだ改善の余地はあるし、こうして革に向き合う機会を与えてくれた壺草苑さんに感謝しています。

藍染の革、良い方向に向かえるよう頑張りたいです。

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