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2012年9月20日 (木)

工房で飲む珈琲

もう一週間も経っちゃった。

先週のお話。

13日(木)古道具屋のマルポーさんにて素敵なイベントがあったのでふらっとお邪魔しました。

陶芸家の上泉秀人さん、家具職人の椿堂さん、シフォンケーキのちゃんちき堂さんが集合。

心意気のある素敵な男子が集まった、という感じでした。

160そこで出会った上泉さんのカップ&ソーサー。

見た瞬間ハッとしたので買いました。

「3客あったうちの最後だよ」ってマルポーさんに言われて、手に取った時のドキドキ感も高まって。

最後の一個って好き。

ホントは湯飲みが欲しいな、と思って見に行ったんでけど、これを見た瞬間に気が変わって。

人生って何かいつもそんなだな・・・て思うのです。

思ってたのと全然違うことがある日突然現れて、でもそれがイイナと思ったら迷わず離さず、そして付かず離れず。

そういうもので囲まれて暮らしていると幸せな気がします。

上泉さんは、すごく自然体でチャーミングな方。話しているとこちらまで笑顔になっちゃう。

発する言葉に飾りや嘘が全く無い気がします。

サラリと本当のことだけを言う、そんな印象。

それが作品にそのまま表れています。

カップに入った真っ直ぐな線が、柔らかい。

持つと、手にほっこり馴染む。

でも、こうして見ているととても凛としていて。

上泉さんのお人柄そのものなんだな、と。

私もこういう”ぶれの無い”靴を作り続けたいと思いました。

作品に込める想いが流されぬよう、変わらぬよう、一足一足続けるのみ。

帰り際に上泉さんが「割らなければ息子さんもお孫さんもずっとずっと使えるからね」って言った言葉も何だか深く受け止めてしまった。

いや、そうなんです。そういうことです。

物は、壊れなければずっとずっと使えるわけで、一緒に暮らして行くわけで。

ものづくりを仕事にする上で、ずっと側に居たいと思ってもらえるもの、ずっと使える良いものを生み出すことは私の使命だな、と思っています。

すぐ壊れるもの、飽きて捨てられてしまうものをたくさん作るのは私にとっては必要の無いこと。

自己表現だけに留まらない、作家としての本意をしっかり持ち続けよう。

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