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2012年9月

2012年9月28日 (金)

葉々葉(ははは)

すっかり秋めいて、朝晩は寒いと感じるほど。

ちょっと前まで裸足でパタパタ家の中を動き回っていたのが嘘のよう・・・。

風が透き通って気持ち良いこの季節もあっと言う間に過ぎちゃうから、、冬に備えつつ山木の移り変わりを楽しみましょっと。

028_2昨日は革作家、渕上晴美さんの展示会を見に入間に行って来ました。

もともとはオシドリさんの展示会を通じて知り合ったお客様なのですが、晴美さんは革の染色からされていて、落ち葉をモチーフにしたバッグや小物を作っています。

「葉っぱには、みんな表情があるのよ」って。

お散歩中、そんな表情豊かな葉っぱを見つけることがとても楽しいそうです。

そこからインスピレーションを得て、革に葉の世界を描きます。

なるほどな。素敵だな。

最近、素敵な年上の女性に出会うことが多いのです。

生き方、出で立ち、佇まい、話し方、考え方、皆さんお会いした瞬間にハッと惹かれるものがあります。

50代、60代というのは、今までの積み重ねが個性として一瞬で雰囲気となって周りに伝わるのですね。

その年齢を楽しんで、生きてきた日々を誇りにまとっている女性。

さてさて私はまだまだ蓄積中の40代。

どう歩んで行くのかな。

2012年9月23日 (日)

気まぐれ娘

雨の日曜日。

世が「宝探しをやろうよ」と誘って来るんですが、微妙にやりたくない・・・。

でも無理やりボールを二個隠す羽目に。

今、隠したところ。ふっ、分かるかなぁ・・・。

靴の中と、カバーを掛けたガラスケースの中。

147さてこちら、うちの気まぐれユニ姫。

色んなわんちゃんに接してみて、というか1年半以上暮らしてみて、この子は相当おとなしいタイプなんだと分かった。

普段は、うんともすんとも言わず、このお気に入りのハウスの中でひたすらのんびり寝ています。

豹変するのはお客様が来た時くらい。

私が仕事をしている時は、空気を読んでず~っとこんな感じ。

遊んで、遊んで、って催促は一度もしたことないなぁ。

玄関の靴や家のものをかじって破壊したことも一度もなし。

盗み食いもなし。

厳しく教えたことは一度も無いのに、3ヶ月の時から与えられたおもちゃと食べ物以外は絶対に手を出さない。

素晴らしく手が掛からない子です。

いつも暇な時はこのポーズ。

ダラーっと伸びて、”あ~暇・・・”

外に出ると少し興奮してはしゃぐんですが、基本的に人見知り。

家族以外に興味なし・・・。

でも、お客様の中で時々ツボな方が居て、そんな時は積極的に甘える。

そのポイントが私にも良く分からない。

犬好きな人が好き、ってわけでも無くて、男女で言えば男性が好きなのかな。

多分物静かなタイプの男性がお好み。

その辺の乙女心も何だか不思議な感じ。

151基本、私と世のことは大好きで、その真っ直ぐな愛は受け止めきれない程熱いのですが、遊びに来た友達やお客様を見ている限り、相当接し方に苦労しているので申し訳ないです。

あなたになんて興味な~い、って顔。

こんな顔されると構いたくなるけど、唸られるから近寄れないし・・・。

気まぐれ娘、皆さんを困惑させております。

宝探し、靴に隠したボールだけまだ見つからず(笑)

今日は足元が冷えるなぁ。

2012年9月20日 (木)

工房で飲む珈琲

もう一週間も経っちゃった。

先週のお話。

13日(木)古道具屋のマルポーさんにて素敵なイベントがあったのでふらっとお邪魔しました。

陶芸家の上泉秀人さん、家具職人の椿堂さん、シフォンケーキのちゃんちき堂さんが集合。

心意気のある素敵な男子が集まった、という感じでした。

160そこで出会った上泉さんのカップ&ソーサー。

見た瞬間ハッとしたので買いました。

「3客あったうちの最後だよ」ってマルポーさんに言われて、手に取った時のドキドキ感も高まって。

最後の一個って好き。

ホントは湯飲みが欲しいな、と思って見に行ったんでけど、これを見た瞬間に気が変わって。

人生って何かいつもそんなだな・・・て思うのです。

思ってたのと全然違うことがある日突然現れて、でもそれがイイナと思ったら迷わず離さず、そして付かず離れず。

そういうもので囲まれて暮らしていると幸せな気がします。

上泉さんは、すごく自然体でチャーミングな方。話しているとこちらまで笑顔になっちゃう。

発する言葉に飾りや嘘が全く無い気がします。

サラリと本当のことだけを言う、そんな印象。

それが作品にそのまま表れています。

カップに入った真っ直ぐな線が、柔らかい。

持つと、手にほっこり馴染む。

でも、こうして見ているととても凛としていて。

上泉さんのお人柄そのものなんだな、と。

私もこういう”ぶれの無い”靴を作り続けたいと思いました。

作品に込める想いが流されぬよう、変わらぬよう、一足一足続けるのみ。

帰り際に上泉さんが「割らなければ息子さんもお孫さんもずっとずっと使えるからね」って言った言葉も何だか深く受け止めてしまった。

いや、そうなんです。そういうことです。

物は、壊れなければずっとずっと使えるわけで、一緒に暮らして行くわけで。

ものづくりを仕事にする上で、ずっと側に居たいと思ってもらえるもの、ずっと使える良いものを生み出すことは私の使命だな、と思っています。

すぐ壊れるもの、飽きて捨てられてしまうものをたくさん作るのは私にとっては必要の無いこと。

自己表現だけに留まらない、作家としての本意をしっかり持ち続けよう。

2012年9月13日 (木)

扉の向こう側

まだまだ残暑、厳しいですね。

でも我が家は既に冬の心配に入りました。

怖い・・・怖いよ~あの寒さが。

今年は絶対にインフルエンザになんか掛かるものか。

お日様にたくさん当たって、エネルギーチャージするのだ。

今回は、ふと思ったことを。

035我が家のトイレのドアです。

木の棒を横にスライドさせて入る作りです。

何年物なんですかね。

丸い木の札は、ずーーーーっと前にシドニーの蚤の市で買ったお気に入りのものです。

男の子がおまるに屈んでいる絵が描かれています。

私が住んだ歴代の家に飾って来たトイレ札。

この扉の向こうには、また更に時代をワープしたかのような景色が広がります。

木枠の窓の外に、ぎっしりと積まれた薪置き場と、山椒と柿の木など。

この風景を目にすると、何となくホッとします。

以前に使用したお客様が、「ここのトイレは一回入ったほうがイイ!」と言って、連れの方にも行くように勧めていたのが可笑しかった。

さて、この扉、夜になると真っ暗に・・・。

簡易的に付けたライトがセンサーでボワーッと光るだけ。

最初に見た瞬間、あちゃ~と思いました。

世が夜トイレに行けないな、と。

真冬の夜中に付いて来てとか絶対ヤダな、と。

ここに越して来てもう1年が過ぎましたが、その間訓練を重ね、トイレに付いて行く距離を徐々に縮めて今ではめでたく一人で行けるようになりました。

でも、階段を全速力で駆け下りて、一階のあらゆる電気を付けまくり、ドアを開けるときに必ず「おかあ~」と叫びます(笑)

その声がたまらなく可笑しくて愛しくて、二階でいつも耳を澄ましています。

「おかあ~。おかあはさ~ワンピースの中でどのキャラクターが一番好き~?」

ものすごい大声で自分のテンションが高くなる話題を投げ掛けます。

「サンジー」

大声で二階から答えるのももう疲れました。

おトイレしながらいつもこの会話。

怖いのね~。まだ怖いよね~(笑)

世の癖なのか、トイレに行く前は昼でも夜でも必ず「トイレ!」と報告します。

「はい、どうぞ~」と言うまで何度も言うので、その儀式が無いと安心しないらしいです。

このトイレのやり取り、いつまで続くのかな。

声が届かないくらいの豪邸に住む日までかな。

いや、その前に世が成長して、声変わりもして、あの「おかあ~」コールはもう聞けなくなるんだな。

そう思うと、あまりに可愛くて一度録音しておきたい程。

そして反抗期になったら、それを聞かせて応戦するつもり。

2012年9月 6日 (木)

相棒が増えました

先週、工房に新しい仲間が増えました。

018靴専用のグラインダーなり。

中古ですがとてもキレイなものに出逢えました。

新品だとかなりのお値段ですのでね。

中古でもこの夏のサンダルの頑張りを全て注ぎ込む価格でしたが・・・。

旅行にも行かず、夏のセールにも行かず、ただただこの子のために働いたのでした。

それでもとっても満足です。

先生の工房に並んでいた、私にはとても手が出ないと思っていた機械たちが少しずつ増えていきます。

そうやって一歩一歩、進歩するのです。ゆっくりではありますが。

これでまた作品の幅が広がるな。

秋冬の制作、始めてますよ。

秋。イイナ、秋は。


2012年9月 2日 (日)

Men's Sandal

9月に入って急に涼しくなりましたが、残暑はまだもう少し続くんでしょうね。

気持ちはすっかり秋冬モードに切り替わりましたが、夏を振り返ってメンズコレクションを。

011この夏最後のオーダーは真っ赤なサンダルでした。

先日書いた記事のmignonの大山さん。

白いシャツも、黄色いTシャツもサラリと着こなす大山さん。

新しくオープンする予定のお店の屋号を焼き入れました。

お店でパンを焼くときに、夏に限らず履いて下さるとのこと。

男性の赤いサンダルってお洒落にしか見えない。

チャレンジしてる感がお洒落の神様を引き寄せる感じで(笑)

裏地が黄色、ステッチがターコイズと言うのも意外性があるのにしっくり来てて素敵でした。

014お次はグリーンです。

今年はメンズのグリーンのオーダーが2足ありました。

ありそうで実はあまり無い、グリーンのサンダル。

鮮やかなんだけど、落ち着いているこの色が私はとても好きです。

写真はダークオレンジの裏地とステッチとの組み合わせです。

もう一足は裏地がミント、ステッチがサンドベージュという、こだわりの組み合わせでした(写真を撮り忘れてがっくり)。

すごく素敵でした。

013_2そして、今年大人気だったワインです。

メンズのワインも2足。

赤の方との色違いですね。

裏地がイエロー、ステッチがターコイズというのは一緒。

ベースカラーが違うとこんな風に雰囲気が変わるわけです。

もう一足は裏地がミント、ステッチがグリーンでした。

この方もすごくこだわりを持ってらっしゃいました。

大急ぎで納品だったため、またまた写真が撮れず(泣)

ワインはやはり大人っぽさが出ます。

012そしてそして、ベーシックなキャメルです。

オレンジに近い感じですが、日焼けして味が出てくると雰囲気のある革らしい色になって行きます。

私も一足持っていますが、コーディネートがしやすくて気にっています。

こちらは裏地がミント、ステッチがターコイズです。

メンズ、レディース問わずですが、裏地のミントとステッチのターコイズは人気でした。

夏らしく爽やかですからね。

007_3最後は、王道のネイビーです。

赤い裏地と赤いステッチ。

白い洋服にとても映えそうです。

先日紹介した黒いサンダルに赤いステッチもお互いに引き立つ組み合わせですが、ネイビーと赤、ってやっぱり相性がイイですね。

ネイビーは他に裏地がアーモンド、ステッチがブラウンというのもありました。

こちらはシックでカッコ良かったです(また写真なし・・・)。

それ以外にもチョコ(こげ茶)のオーダーも二足ありました。

チョコは裏地やステッチに何を合わせても失敗がないので、まずはここから、という最初の一足に。

こうして並ぶとお一人お一人の個性が光って、色選びって楽しいな、と実感しますね。

私も一緒にあれこれ悩んで楽しませて貰ってますが、実際自分のために一足選ぶとなると、今ではちょっともう決められないかも知れません。

あまりに色々見過ぎていて。

でも皆さんご自分の為に選んだ色を「やっぱり一番カッコいい」と気に入って履いて下さっていると思います。

一色入魂という感じで(笑)。嬉しい限り。

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