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2010年6月21日 (月)

ルーシー・リー展

浅草に仕入れに行った帰りに、国立新美術館で開催されていたルーシー・リー展に行ってきました。

008 二十歳で陶芸に出会い93歳で亡くなるその直前まで、陶芸に真っ直ぐに向き合った、ルーシー・リーさんのその生き様が感じられる回顧展でした。

作品の素晴らしさはもちろんなんですけど、作品を通して見る彼女のその歩みにとても興味があって、どんな風に93年を生きたのかな・・・と。

極めた女性の、その始めの一歩はどんな気持ちで踏み出したのか、とか、初期の作品からの進歩とか変化とか、もしくは、変わらない何か、とか。

作品や釉薬ノートに残された彼女の繊細さがとても美しくて、それでいてその強さもしっかりと伝わって来て、一つのことを70年以上続けたその揺るぎなさを少しは辿れたかな・・・。

Lucie_rie_2 陶芸ってとても汚れる作業だと思うんですが、ルーシーさんはいつも髪をキレイにセットして、白いセーターやシャツ、ブラウスなどを清楚に着こなしていて、本当に美しいです。

きっと育ちの良さもあるのかもしれません。

でも、女性としての美しさを柔軟に生きたルーシー・リーさんには、その傍らで自己表現に手抜きが無いことを感じさせられます。

ただ、華奢な彼女の手が、意外にも骨太で肉厚なのがとても印象的で、それはものづくりを70年も続けて来たからそうなったのか、と思いきや、若かりしころの手もがっちりとしていて、なんだか妙に納得しました。

作家としてものをつくる人生を歩むべくして生まれてきたから、こういう手を持っていたんじゃないか、という運命説みたいなものを感じるんです。

もちろんその手は、使い込むほどに進化があったとしても、始めから、細くて長い白魚のような指では無かっただろうな・・・なんて勝手に。

ルーシーさんは、自分の歩む道を知っていた。そんな気がします。

どんな挫折にも、環境の変化にも、不遇な事態にも、屈することなく全う出来る偉大な人には、そういう部分があるのかな、と。

011とにかく衰えることの無かったそのチャレンジ精神に、すごくパワーをもらいました。

行けて良かったです。

007_3 そして、国立新美術館、曲線の美しい建物ですね。

好きとか嫌いは別にしても、素晴らしい建物でした。

そして激混みでした。

美術館って、シーンとして、ガラッガラの時に行きたいですね、やはり。

作品覗くのに、スペース待ち、みたいなのはなぁ・・・。

ルーヴル美術館の”モナリザの微笑み”みたいで。

003ちなみにこちら、浅草で撮ったスカイツリー。

今こんな感じ。

白黒にするとレトロっぽいですな。

002私はね~、断然東京タワー派ですよ。

180cmのイケメンよりも、172cmの幼なじみを選ぶわよっ!ってな感じ。

知り合いの人は、カリフォルニア派かパリ派の違いだな、と言ってました。

エッフェル塔と東京タワーは分かるんですけど、スカイツリーがカリフォルニア・・・ とは・・・(笑)あ~、でも何かイメージ伝わりますね。ニューヨークでもないですよね。確かにカリフォルニア、カリフォルニア。

さあ、あなたはどっちだ。

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コメント

スカイツリーの写真、綺麗ですね~。特に白黒がいい味出してます。
私も東京タワーが好きです。
夜ライトアップされてるのもいいし、あの赤白の昭和な感じも。
息子には人気なかったけれど、中の古びた水族館とかすべて「東京タワーだなぁ」と思ってしまいます。
世君はどちら派かな。

Yumiさん

Yumiさんの日記を見て、なるほど、浅草からキレイに見えるんだ・・・と思って私も思わずシャッターを切りました。

東京タワーはみんなの愛着があるからまだまだ人気者だとは思うけど、もしかしたら子ども達の世代はスカイツリーの方が面白い!なんて言うのかもね。
世はね、東京タワー大好きで、前回は大興奮で階段にて下まで降りました。
でも、スカイツリーが完成して昇ってみたら、やっぱりそっちも好きになるでしょうね。

ルーシー・リー展、行って来たのですねー。
事務所から近いのに、行かずに終わってしまったーーー。
そう、激混みの美術館はイヤだよね。

そしてわたしも東京タワー派かも。
愛嬌があって...。
あの安定感も。

pyonkichiさん

事務所から近いのに行けなかったとは残念!
pyonkichiさん、きっと好きだったと思います。
回顧展始まってすぐの平日とかなら絶対ゆっくり観れたはずなんですけどね・・・。
タイミング悪し、でした。

東京タワーの安定感。なるほど。
どっしり、でも小顔、みたいな

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