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2010年2月15日 (月)

肩を並べて

Photo 私の仕事が忙しくて、遊びに連れて行ってあげられない日は、こうして工房で肩を並べて座っています。

世はもっぱらパソコンゲームです。

小学校入ったら宿題に変えよう。

「おかあ、俺パソコンゲームやってるとすごい身体が熱くなるから、そのことを覚えといて」

「ん?うん・・・(何の為に・・・)」

こんな他愛無い会話をポツリポツリ。

こうやって一緒に時間を過ごせるなんて、大きくなったなぁ・・・としみじみ思います。

私が靴職人の仕事を選んだのは、つまりこういう事なのです。

側に居てあげたかったのです。

始めに靴ありき、では無く、子ありき、でした。

先日、どうして今に至るのかを聞かれる機会があって、思いつくままに言葉を並べたのですが、後からよくよく考えてみたら、自分のやりたい子育てを考えたら、自然に自宅で出来る仕事に行き着いて、その時の選択として、ずっと通っていた靴作りというものを仕事にしたいという思いが湧き上がったのです。

靴で人生を語れるほど深いものを私は何も持っていないのです。

ノグチ靴工房の靴教室に通い始めたのも、ふと前を通りかかって面白そう、と思ったからで、それも単なる偶然です。

でも、ママっ子だった1歳半の世が、週に一度3時間預けられても平気になって、いつもいっぱいの教室に空きがあったのも素晴らしいタイミング。

それから2年経って、私が靴職人になろうと決意したのと、世が幼稚園に上がったのと、工房でのworksという職人コースの時間が平日の午前中になったのが重なったのも、すごい偶然。

その間のノグチ先生の影響も多大にあります。

そうやって、流れに乗って、たくさんの人に支えられながら今に至っています。

”靴”という事を考え、自分の人生に位置付けていくのはまだまだこれからです。

ただ、縁あってここに至ったからには、私は靴で表現できる何かが自身の中にあるのだと思います。

私にとって、靴は楽しいもの。

お気に入りの一足を履いている日は、歩きながら前を見ずに、自分の足元をずっと見たりしてしまいます。それは幼い頃からありました。

私の作る靴で、そんな楽しさを、幸福感を人々に届けたいと思っています。

心地良くて、大好きな、幸せになれる靴を作るのが、私の仕事です。

世と肩を並べながら、これからの世界を広げて行きたいと思っています。

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コメント

こんばんわ~

一瞬、世ちゃんと気付かない程の成長した後ろ姿だったわ!

こうやって、おかあちゃんと語らいながら
時間を共有出来るのって、きっと何年かしたら
凄くいい思い出になると思います(=^^=)

寂しいけれど、子は何時か親から離れていくものね・・

そういう意味で、一緒に居られる時間を大切にしたいと思った良子さんの親心に拍手♪

ウチの息子も今頃になって、「あの時は嬉しかった」とか「感謝してる」とか殊勝なことを言うようになったのよ。

親として頑張るときに頑張って良かったなと思ってます(*^^*)

未未子さん

そうなんですよ~。
作業しながら、これってとても貴重な時間なんだよな・・・と思って、思わずタイマーで写真撮りましたcamera
優先順位があべこべなことも多々ありますが、一緒に居られる時間を大切にしたいと思います。

お兄ちゃん、そんな優しいこと言ってくれるんですね・・・。
何だか大人の男を感じます。

未未子さんのブログもいつも楽しく拝見していますeyeglass
コメントが何度書いても受け付けません~になってしまうのですが、何か登録とか必要ですか?

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