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2009年9月

2009年9月21日 (月)

最近の一冊

009 ”manolo blahnik drawings”

素敵な一冊です。

靴でも何でも、型にはまることは無いよね、と。

飛び出しちゃえば、すごいものが生まれるんだ。

昨日聞いたお話では、「とにかく新しい扉を開けて、飛び込みなさい」と。

本当の自分の世界へ、だそうです。

でもって、そこに自分の心地良さは外せない。外さない。

線を引く手、音を奏でる指、覗き込む目線・・・。

それが何であっても、違和感が無いという意味で。

自然体がイイ、です。

そうすると、こういうデザインが生まれるんだろうな。

2009年9月15日 (火)

呼び名

ここ数週間の出来事。

ついに世が、”お母ちゃん”と呼ばなくなった。

只今、”おかあ”と呼ばれています。

おじいちゃんは”おじい”、おばあちゃんは”おばご”、そしてお父ちゃんも”おとう”。

少年世は、ちゃん付けを卒業。

もうこれからは、あの”お母ちゃ~ん”とちょっと甘えた感じの語尾の響きを聞くことは出来ません。

スーパーで見失ったとき、遠くで「お母ちゃ~ん」って聞こえると、”あ、いたいた”と思って「せいちゃ~ん」と応える。「どこ~?」「ここだよ~」「ここってどこ~」「こっち~お肉のところ~」

いつもの、何気無く繰り返されたやり取りが、段々無くなる。

今は、少しだけトーンが下がって、「おかあ~」と呟きながら、いつの間にか私を見つけて横に居る。もう、無心で私を求めて店内で叫んだりはしない。

また、オトナへの階段を駆け上がった世。

早い。あまりにも早い気がする・・・。

そう言えば、私も”世ちゃん”て、あんまり呼ばなくなったかな。”ちゃん”って感じじゃないんだよな。

いやいや、いいの。おっきくなって、いいんだ。

息子のようで息子でない、世は、私にとって不思議な存在なんだ。

でも、お遣いも、外泊も、お留守番も、自転車での遠出も、心配する間も無いくらい、どんどんあっという間に出来るようになって、赤ちゃんのときの甘えん坊の跡形も無い。

世ちゃん、時々振り返ってイイからね。お母ちゃんはここに居るぞ。

あんまり急ぐと、転ぶよ。

010 お遣いと言えば、先日、町田の梁田寺でやっていた”くらしのmoto市”というものに行ってきました。

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都内の素敵なパン屋さん、お菓子屋さん、雑貨屋さん、陶芸屋さん、古道具屋さんなどなどが集まって、すごい人手でした。

そこで世は、ぐるりと回って、素敵なお買い物をしました。

ハルカゼ舎さんにて”青い鳥”を。                                         

                                     

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イイものめっけたね~。

007 この日は結局、食べ物はみ~んなsold outで、買ったのはこれだけ。

お昼時に期待して行ったので、ケンタ君ママと飢え死にしそうになりました(笑)。ねじまき雲さんのコーヒーも1時間待ちで、子連れのため断念・・・(号泣)。

でも、青い鳥に会えたからイイさ。

幸せ、運んでくれそだね。

2009年9月10日 (木)

運動靴と赤い金魚

Photo 靴を題材にした映画はいくつか観ましたが、私はダントツでこれが好きです。

1997年のイラン映画。もう12年も前の作品ですね。

確か渋谷の小さな映画館で観ました。

貧しい兄妹の本当に心温まるお話です。

修理に持っていった妹の靴を、帰り道で落としてしまうお兄ちゃん。

両親に言えなくて、たった一足の自分の靴を、妹と代わりばんこに履いて学校に通うんです。

そして、運動会のかけっこの3等賞の賞品が運動靴だと知って・・・。

お兄ちゃん、走ります。必死です。生活かかってます。

でも、でもね、3等じゃなきゃダメなんですよ。一等じゃダメなの。

3等って、目指してもなかなかなれるもんじゃない。だって、わざと力を抜くって、難しい。

さあ、お兄ちゃん、妹のために新しい運動靴、とれるかな・・・?

ううっ、思い出したら泣けてくる。また観たい。

 イラン映画は大好き。他にも、『ともだちの家はどこ?』と『オリーブの林をぬけて』はおススメです。

ズシンと重たいのではなく、でも何かこう・・・ず~っと考えたくなるようなお話。

他にも観たいのあるんですけどね。

ドイツに住んでたときに、イラン人のお友達がいて、語学学校で一緒に勉強して、彼女はその後病院に勤めてました。イランでは女医さんだったので。

大変聡明な、自分が恥ずかしくなるような、努力家でした。

彼女に、日本料理をご馳走したときに、玉子豆腐を出したら、「甘くない・・・」と閉口してました。カルチャーショックだったようです。「プ、プリンじゃないんだよぅ~。」

しかし、なんでまた私も得意でも無い、外国人ウケもしそうに無い”玉子豆腐”をメニューに選んだのか、当時の自分の脳の中身が謎です。

あ、また脱線。靴の話、に。

靴って、ボロボロでも、修理して履いて、また破けて、直して、履く。ずっと履く。それが出来る。

靴は好きだから、色々買ってしまう自分をちょっと省みます。

良い靴、って、どんなんだろう。大好きな靴、って。

それを履いていると、心が軽くなる靴。何足かあります。

それを履いているだけで自分を好きになれてしまう一足。

もう完全に、その靴と相性が一致していて、毎回どんなに吟味して買っても、そういう靴に出逢うことは稀です。

オーダーメイドであろうとも、既製品であろうとも、人と靴にそういう出逢いがあるのは素敵です。

私は、そういう靴作りを目指しています。何かを込めて、作って行きたいです。

その”何か”は、毎回、毎足、違うのかも知れませんが、それに出逢った”誰か”が幸せになれるならイイナ、と。

映画の中の兄妹の靴は、ちょっとブカブカで、ああ・・・足に良くない・・・なんて、そう言えば思うんですけど、子供の足に良い靴を極めたい私としては矛盾してるのかもしれないんですけど、ボロボロでも、ブカブカでも、たった一足を、その一足を大切に履く。その精神がまず先なんだな、って心に沁みます。

子供って、ファッション性とか無視して、いつもお気に入りの靴ばっかり履く。

「え~、その格好にその靴~!?」玄関でつぶやく私のセリフは、何か浅はかだ。

015 お気に入りの、たった一足があればいいんだ。

012_2 たくさんは要らない。

大切なことは、子供のほうが良くわかってる。

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