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2009年8月26日 (水)

ももの横顔

ももを一緒に公園に連れて行きました。

寝たきりになってから、たま~に海に散歩するくらいで、めったに外に出してあげられないので、今日は公園の草の上でゴロリ、と。

051_2 相変わらず、ちょっとのけ反るような、リラックスしてないポーズですが、本人はこれで楽なのかもしれません。

もも・・・風の匂いはどうですか。

空が、高いね。

何を、想いますか?

じっと見つめるその視線の先は、見えているのか、いないのか・・・。

047_2ももの横顔は本当にキレイ。

歳だから、抜け毛とか、床擦れとか、見た目には色々あるけれど、でも、その奥深な、端正な佇まいに私は感動します。

愛を感じます。

もも・・・うちに来るまで、約13年間繋がれっぱなしだった日々。

柵のすぐ向こうに居たのに、ずっとずっと助けてあげられなかった。

日陰の1メートル四方のその中で、ももは何を想って暮らしていましたか?

自分の糞で足の踏み場もあまり無くて、いつもヒョコヒョコと飛ぶようにバケツのお水を飲みに行ってたっけね。

ももは吠えない子だった。

何か諦めたように、悟ったように、じっと、じっと、そのままで。

お水と餌と、プラスチックの冷たい小屋のその間を行ったり来たり。

静かに、ただ静かに暮らしてた。

自由が無くてかわいそう、なんて思って引き取ったけど、こうしてまた、足腰が動かない不自由な身。

私はあなたを幸せにしてあげられたんだろうか。

今、また辛いんじゃないだろうか。

感情をあまり表さないもも。

うちに来た時から既に、しっぽは振ってもゆら~りゆらり程度で、名前を呼んでも振り向かない。

ご飯もお散歩も催促しない。

ももの日々は淡々と、ただ受動的で。

与えられるものをただただ受け取る。

そこにある、自分の人生を享受する。どんな時でも。

もも・・・お母ちゃんは思うんだ。

文句なんか言っちゃいけない、って。

今あるもので、充分なんだ。足りてるんだ。

吠えたって、わめき散らしたって、何にも始まらないんだから、ただただ黙ってやってみる。

ももを見てて、そう思ったんだ。

文句言わないで頑張ってたら、多分誰かが見てる。私がももを二階の窓からずっと見ていたように。

Dsc01202 もも。

もう少しだけ、側に居てね。

お母ちゃんは、まだちょっとへなちょこなんで。

ももみたいには強くなれないかもしれないけど、あと少しで何とかやって行けると思うから。

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